国鉄九州動力車労働組合(通称:動労総連合・九州)の活動を紹介するブログです。
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4月1日、JR九州本社に対して、国鉄分割民営化に際しておこなわれた1047名への不当解雇を撤回し、現職に復帰させることを求める団体交渉を要求し、同時に博多駅頭での情宣活動をおこないました。
団交から逃げ回るJR
組合の団交要求に対して、JR九州本社は昨年10月と同じく「組合員名簿を見せないと応じない」と言い放ち、拒否しました。
組合名簿の提出など何ら法的義務ではありません。それを楯に団交拒否することは明白な不当労働行為そのものです。
しかも私たちが「他労組との団交に際しても名簿提出を義務付けるのか?」と質問すると、「していない」という返答。完全な二重基準であり、会社自身も名簿提出が違法な要求であることを自覚していることが明らかになりました。
さらに、「組合側の要求は解雇撤回であり、当該組合員は会社側の論理でいえばJRの社員ではないことになる。JR在籍者としか団交しないというのは、解雇問題についての団交を全て拒否するということではないか。こんな違法・不当な対応は絶対に認められない」と追及すると、一言も反論できず完全に黙り込んで逃げ回る対応に終始しました。
JRの不当労行為は最高裁で確定している!
一昨年の鉄建公団訴訟最高裁判決は、旧国鉄幹部とJR設立委員会が謀議を重ね、闘う労働組合をつぶす目的で違法な「首切り候補者名簿」を作成したという不当労働行為を認定しました。JR設立委員会は文字通り現在のJRの前身であり、その行為責任は全てJR各社に継承されると法律で明記されています。
動労総連合・九州の団交要求は不当労働行為認定に基づき、国鉄1047名の解雇撤回・現職復帰を求める正当な組合活動です。にも関わらず会社側は団交を拒否し、要求書の受け取りすら拒否。対応した職員は所属も氏名も明かさないというとんでもない対応を繰り返しています。ここに、JR九州資本の労働者を愚弄する本質がまざまざと示されています。
動労総連合・九州は、このJR九州資本による犯罪行為の上塗りを絶対に許さず、解雇撤回・現職復帰の実現に向けて徹底的に闘います。
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